1-2.衣食住: 珈琲5 マレーシアの珈琲~珈琲豆・粉

日本で「レギュラーコーヒー」と称されているような種類のコーヒーはマレーシアではあまり飲まれていなくて、普段よく供されるコピ(KOPI)は、ミルクや砂糖を入れて飲む独特のものであるということは前にお話した通りです。
私は普段コーノの豆をコーノの円錐ペーパードリップで飲んでいますが、これとマレーシア珈琲は種類も味わい方も別なので、日本の一般的なコーヒーと比較してどっちが旨いとか不味い、というのはナンセンスですね。好みの違いはあるかもしれないけれど、私はどちらも好きです。マレーシアに行くと珈琲を必ず買って帰りますが(日本では手に入りにくい)、気分で飲み分けています。
で、屋台のkopiを家でも飲んでみたくて、インスタントのホワイトコーヒーだけではなく、豆を買ってみました。
マレーシアの珈琲
「コーヒーの粉ミックス」(serbuk kopi campuran)というわけで、ピナンにある会社の工場で作られたものです。
600グラム入りで9.1リンギッ。ヒム・ヒャン(Him Heang)というこれまた美味しいお菓子屋さんでふらっと買ったもの。混雑した店内でさっと見て買ったら表に猫の図柄があるのでもしかしてコピ・ルアッ? と思ったけれどコピ・ルアッがこんなに安いはずはありません。単に図柄だけでした。
こんなかんじで市場やスーパーなどにも同様のコーヒーはよく売られています。豆、と書きましたが、実際にはほとんどが挽いた状態で売られています。豆があったら欲しいのですが今までマレーシアで豆売りは見たことがありません。ご存知の方がいたら教えてください。

さて、材料(bahan)に書かれている通り、コーヒー豆(biji kopi)を, 砂糖(gula), マーガリン(marjerin),ゴマ(lenga) dan 小麦(gandum)を使って焙煎しています。
単なる深煎りとはちょっと違います。お湯を落とすとどろっとした濃厚なコーヒー液が落ちてきます。
ためしにペーパーで抽出してみましたが、ペーパーの目が詰まってしまいコーヒー液が落ちてこなくなりました。
他にはベトナムコーヒー用のフィルター、つまりフランス式のフィルターがあるのでこれでやってみるとうまくいきました。マレーシアの人は鍋でやるそうです。これもやってみましたが、沸騰したお湯に粉を入れて30秒程度でよいかと思います。「煮出す」というほど長く煮る必要はありません。
ブラックで飲むのはあまりお勧めしません。やってみるとわかりますが少しでも砂糖を入れると味が変わり(ちょっと大げさですが)、これは断然砂糖入りのほうがおいしいのです。そういう風に焙煎された豆といってもいいかもしれません。これに好みでミルク(susu)を入れるわけですが、コンデンスミルク(練乳)のような濃厚なものを使います。普通の牛乳でも大丈夫です。
というわけでマレーシア珈琲も、ベトナムコーヒーとほぼ同じ淹れ方で、家でも美味しくいただけます。